ウィスキー愛好家が好むシングルモルトはどんな種類?基礎知識まとめ

ウィスキーにはいろいろな種類がありますが、その中でもウィスキー愛好者が好んで飲んでいるのがシングルモルトと言われています。
ここではシングルモルトの特徴についてまとめていますので、ウィスキーについて知りたい人は参考にしてみてください。また、シングルモルトの入門として飲んでいただきたい、10本も紹介します。

シングルモルトウィスキーとは?

ウィスキーは大麦麦芽のみを原料にしたモルトウィスキーと、トウモロコシなどの穀物を原料にしたグレーンウィスキーの2種類があります。


そしてこのモルトウィスキーのうち、他の蒸留所のものをブレンドせずに一つの蒸留所のモルトウィスキーで作られたものをシングルモルトウィスキーと言います。
蒸留所では使用する原料や仕込み水、樽、その土地の風土がそれぞれ異なるため、その蒸留所のこだわりがそのまま反映されています。

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シングルモルトウィスキーの最大の魅力は個性

シングルモルトウィスキーはその蒸留所の歴史や製法のこだわりがそのままウィスキーに表れます
一方で複数のウィスキーをブレンドさせたブレンデッドウィスキーは、絶妙なバランスでブレンドしているため、まろやかで口当たりも良く、飲みやすいのが特徴です。


シングルモルトウィスキーはブレンデッドウィスキーと違って、その蒸留所ごとの個性がハッキリとでています。
日本酒で言えば地酒のようなものでしょう。
そのため人によっては飲みにくい、おいしくないと感じるシングルモルトウィスキーもあるかもしれません。


ただそれこそシングルモルトウィスキー最大の魅力であり、ウィスキー愛好者はまさにその蒸留所ごとの個性を楽しんでいるといえるでしょう。
また個性が強いこともあり、そのシングルモルトウィスキーによって飲み方のバリエーションを楽しむこともできます。

比較的誰でも親しみやすいシングルモルトウイスキー

1本目:クラガンモア12年

これは、スコットランド産のシングルモルトウイスキーです。
クラガンモア蒸留所はスペイサイドにあり、スペイサイドはウイスキー作りのメッカとも言えるような、スペイ川を中心に蒸溜所が多く集まっているエリアです。

クラガンモア12年は、スペイサイドのモルトウイスキーの共通とも言われる華やかな香りだったり、甘く上品な香り立ちの良さがグッと詰まったとてもオススメな1本です。香り立ちとしてはとにかく華やかで香り高く、はちみつやバニラなど、スペイサイドのウイスキーを初めて試していただくには最高の1本です。

ハイボール、ロック、ストレートあらゆる飲み方に合いますし、普段ウイスキーを飲まない方、女性にも万能に飲んでいただけます。
ハイボールなら食中酒として最高ですし、ストレートでしたらバニラアイスにちょっとかけていただくだけで、一気にリッチで濃厚な甘さと、ハチミツのようなコクも合わさってかなりの高級デザートに早変わりします。

これはまず入門にかなりオススメしたい一本です。

2本目:グレンファークラス12年

これもスペイサイドのシングルモルトウイスキーですが、このグレンファークラスはまさに伝統的な製法、そしてファミリー経営をずっと続けているかなり歴史ある蒸溜所です。

味わいとしては、シェリー樽での熟成に大変こだわっていて、レーズンのような濃厚な甘さであったり、華やかな香りとしっかりとした厚みのある味わいを感じることができます。
特にマッカランと肩を並べるぐらい非常に人気の高い銘柄でもあり、マッカランと同様にシェリー樽熟成にこだわるウイスキーとしてはライバル的な位置関係かと思います。

特に、このグレンファークラス蒸溜所で使っているポットスチルは、独特な金管楽器のような形をしていて、加熱方法は直火炊きという直火加熱のやり方をしています。この方法は、非常に熱効率が悪く今ではなかなか採用されなくなっていますが、その加熱方法にずっとこだわっている伝統的な蒸溜所です。

甘口のウイスキーが飲みたい方やどっしりとした甘さが欲しい方には、このグレンファークラス12年はシェリー樽熟成タイプのウイスキーとしてかなり入門的にオススメの一本です。

ラインナップも様々展開されていて、21年や15年であったり、さらには105という樽出し原酒タイプも出されていますので、グレンファークラス12年が気に入られた方は、別の年代でも試していただく楽しみ方もできると思います。

おつまみとしては、「レーズン」や「レーズンサンド」など、グレンファークラスが持つ特徴を引き出すおつまみと合わせることで、より口の中で濃厚な幸せに包まれると思います。

👉グレンファークラスのおすすめはどれ?年代別ウィスキーの特徴を比較

3本目:グレンキンチー12年

グレンキンチー蒸留所はエジンバラやグラスゴーといた都心部が詰まっているローランドという南のエリアにあります。スコットランドはダンディとグリーノックという境界線を境に北はハイランド、南はローランドに分かれています。

ハイランド地域の中に、先ほど紹介したスペイサイドという地域がさらに分かれています。

ローランドエリアのウイスキーは、かなりスムースでデリケートな優しい味わいのものが多いんです。有名なものとして、オーヘントッシャンやこのグレンキンチー、今は閉鎖してしまいましたがローズバンク蒸溜所などがありました。
近年は、都心部周辺にグラスゴー蒸溜所などができて、観光産業の中心になってきており、都心部にも蒸溜所が少しずつ増えてきています。

その中でもこのグレンキンチーはかなり伝統的製法で造られる美酒で、味わいは滑らかであり、口当たりの柔らかさ、華やかな香りとして穀物のような優しい甘さというのがじんわりと広がります。

何よりこのデリケートな味わいは、オンザロックにしていただくとかなり、まったり甘く、やさしく、スッキリ楽しむことができ、ウイスキー初心者の方にも大変オススメしやすい銘柄です。

おつまみとしては、オンザロックだとマフィンや洋菓子と合わせることで、かなり穀物の甘さが引き立ちます。

特にこのグレンキンチー蒸留所はスコットランドでも最大級の大きさのポットスチルを使っていることで有名で、それによって味わいがゆっくりと磨かれて、このライトでデリケートな味わいが出来上がっていきます。

ローランドのウイスキーをかなり好んでいつも飲んでいる方は少ないと思いますが、デリケートで優しい味わいとすっきり爽やかに飲みたいという方には非常にお勧めです。

4本目:グレンモーレンジオリジナル

ハイランドの美酒として、間違いなくこのグレンモーレンジが一つ上がるんじゃないかなと思います。

この、グレンモーレンジ蒸留所は数々の呼び方がありますが、特に樽にこだわるパイオニアと言われます。蒸留で使うポットスチルは、操業当初は経営資金が非常に少なく、中古でジン用のポットスチルを買ってきて、ウイスキーを製造始めています。結果として、なんとも不思議な優雅で繊細な風味にグレンモーレンジが仕上がったらしいです。そして、今でも新調する釜は全て同じ形で必ず導入をしています。

そしてポットスチルはスコットランドで最長高と言われており、5.12 Mはキリンの高さと同じぐらいです。このグレンモーレンジのポットスチルとキリンを並べると大体同じくらいの背の高さで、かなり背の高い首の細いポットを使っています。
また、ブランドを象徴するキリンについてもすごく愛着を持っており、2020年より絶滅危惧種になりかけているキリンの保全活動にも乗り出しています。

さらに、グレンモーレンジ社が樽のパイオニアと言われる所以は、一度熟成させたウイスキーを意図的にシェリー樽や、ポートワインが染み込んだ樽に移し替えて、香りを付与するとウッド・フィニッシュ(Wood finish) という製法で市場に最初にウイスキーを投入したからです。

そういった点からも樽にこだわり、そしてポットスチルの伝統にもこだわり、そこから生み出されるフルーティーで、フローラルな香りが多くの方に支持をされているブランドです。

何よりスコットランドの中で一番選ばれているシングルモルトがこのグレンモーレンジと言われるぐらい、常に世界のトップ5に必ず入る大人気な銘柄です。

日本でも、このグレンモーレンジのハイボール大変人気が高くて、オレンジスライスを切って入れたオレンジハイボールなどはとてもお勧めです。
ハイボールを食中酒としていただくのであれば、カプレーゼやトマトパスタといった酸味が効いたイタリアン料理に非常に合います
他にはフィナンシェ、オレンジピールのチョコレートがけなどのちょっと強さと酸味が感じられるような洋菓子と合わせるのもおすすめです。
このグレンモーレンジの華やかな甘さをより感じられるのではないかと思います。

👉ファン急増?長く愛されるグレンモーレンジィの魅力やヒストリーに迫る

5本目:オールドプルトニー12年

これはまさに港町で育ったモルトウイスキーなんです。

先ほど紹介したグレンモーレンジ蒸溜所よりもさらに北に位置するWick(ウィッグ)という本土最北に位置する蒸溜所です。
まず、このウイスキーボトルはかなり独特な形をしていますが、蒸溜所に置いてあるポットスチルの形も独特で寸胴のひょうたんみたいな形をしています。これは設計をした際に、天井に入りきらなくて頭部分をスパッと切ったT字シェイプという独特な形です。

味わいはまさにちょっと潮っけのある香りとはちみつそしてバニラ、3つの要素が絶妙に絡み合った圧倒的なバランスを誇っているウイスキーです。

口に含んで鼻から抜けていくときに、ほのかな潮っけを感じられ、塩レモンや塩キャラメルの中にほのかに潮っけが感じられます。いつ飲んでもバランスの取れたオールラウンダーな1本です。

プルトニー蒸留所があるウィックという街自体も、もともと大州最大のニシン漁で栄えていた伝統のある街です。その港町から生み出された、磯の香りと海で育まれたモルトウイスキーをぜひ味わってみてください。

これも熟成年数として ノンエイジから様々な年数のものがありますので、オールドプルトニーが気に入られた方は年数を変えて、飲み比べてみるのもおすすめです。
そして、何か食事と合わせるのであれば、パエリア、アクアパッツァやその他にドライアップルなどのドライフルーツ、バニラアイスにかけてデザート感覚で楽しむこともできるかなりオールラウンダーです。

個性がはっきりとした味わい深いおススメのウイスキー

6本目:スプリングバンク10年

スプリングバンク蒸留所はスコットランドのキャンベルタウンというかなり南西部よりの位置している場所です。

このスプリングバンク蒸留所があるキャンベルタウンは1大ウイスキー産業で盛り上がりましたが、今ではグレンガイル、グレンスコシアそしてこのスプリングバンクという有名な蒸溜所残すのみとなってます。

このスプリングバンク蒸留所が素晴らしいのは、まず麦を作る製麦の段階そして最後のボトリングまでを一貫して全て自給自足しています。そして、生産まで全てを完結させるということで、かなりファンの間でも人気の高い銘柄です。

伝統と革新を繰り返しながら、3タイプの製品を作り出すなど様々な試みを行っています。その3タイプのウイスキーは、このスプリングバンクそしてロングロウ、ヘーゼルバーンの3タイプです。
このロングロウ、ヘーゼルバーンは、以前閉鎖してしまったキャンベルタウンに実際あった蒸溜所の名前を銘柄として現在生産しています。スプリングバンク蒸留所では蒸留回数を2回、2.5回、3回と分け、さらにピートを炊いたスモーキーフレーバーもそのスモーキーの度合いに応じて使い分けをしています。

スプリングバンクはその中間的な作り方として、2.5回蒸留でそこまでスモーキーさは感じられないんですけれども、一部ピートで香り付けをしています。

一方、ヘーゼルバーンは3回蒸留をして、さらにノンピートタイプなので熱風乾燥だけを行なっています。そして、ロングロウは業界でもかなり珍しく、ピートだけで乾燥させているウイスキーです。

他の蒸留所では、基本はピートで12時間や18時間ぐらい炊いた後に熱風乾燥させますが、ロングロウに関しましては全てをピートだけで乾燥させるので、やはり厚みのあるスモーキーフレーバーを感じられ、2回蒸留ということで味わいも非常に厚みのあるのが特徴です。

とにかくこのスプリングバンク蒸留所は新たな革新と、伝統も守りながら共に引き継いでる素晴らしい蒸溜所です。

おつまみとして、ストレートまたはロックだったら一緒にレモンケーキとか洋菓子を合わせるのが良く、ちょっと贅沢にハイボールにしていただくなら、茹でた塩ソラマメが最高に相性が良かったのでぜひ一度試して欲しいなと思います。

まさにモルトの香水と言われるほど、10年とは思えない圧倒的な香りの密度と濃厚さがあり、とても味わい深い一本です。

👉塩辛いウィスキー?スプリングバンクの特徴や発祥の歴史をまとめました

7本目:ボウモア12年

これはアイラモルトの女王と言われ、スコットランドでもかなり有名なアイラ島にあります。

この島がなぜ有名かと言うと、スモーキーフレーバーやヨード臭など一般的にはちょっとクセのある香りと、磯の風味そして煙たい香りというのがしっかりと感じられるウイスキーが集まっているからです。

特にアイラ島の南側に位置するアドベックラガヴーリンラフロイグはかなりパワフルでスモーキーなタイプがあり、その島の中間地点に位置しているのがボウモア蒸溜所です。

創業は1779年と圧倒的に歴史のある蒸溜所としてアイラ島では最古の蒸留所とも言われています。ボウモア蒸溜所が位置している場所は海抜ゼロメートルの所に第一貯蔵庫があり、これがナンバー1ボルト(Vault)と呼ばれます。ボルトとは貯蔵庫や倉庫という意味で、まさに波しぶきがバシャバシャ当たるようなところに貯蔵庫があります。

実際このナンバーワン貯蔵庫の中に足を踏み入れると、磯の香りが充満していてまさに海の中で育まれたウイスキーと感じられます。

ただボウモアは、アイラ島のウイスキーの中では比較的入門しやすい一本で、甘さとコクがありながらスモーキーフレーバーもあり、バランスが良い一本として知られています。

香の中にはスモーキーさだけでなく、レモンのような爽やかな甘い香りもあり、
そして滑らかなコクはチョコレートと合わせて食べていただくにもすごくオススメな一本です。

またハイボールにしていただくのもすごく相性が良く、ホタテとかスモークサーモンなどの魚介と合わせるのも最高です。実際アイラ島では生牡蠣にボウモアをスペシャルソースとしてかける食べ方もあるぐらいですので、海鮮好きな方にはたまらない一本になります。

👉ボウモアの伝統製法や歴史は?癖のある味をどう美味しく飲めば良い?

8本目:ハイランドパーク12年

これはアイラ島と違って、島で作られてはいますがアイランズモルト(諸島)になります。アイランズの中にはインナーヘブリディーズ、アウターヘブリディーズと内周外周でそれぞれいろんな諸島があり、その中のオークニー諸島のメインランド島というところに位置する蒸溜所です。

かなり最北にあり、寒冷地なので、樹木が一切育ちません。このメインランド島で育つピートは、ヘザー(日本ではエリカ)という植物の花が枯れて堆積していたもので、地表奥深くまで天然のピート層が豊富にあります。

そのため、このハイランドパークはヘザーで仕込んだピートとこのピートで燻した香りが、どことなく鼻通りの良い華やかな香りと蜂蜜のように滑らかな甘さがしっかりと感じられ、その奥底にほのかにスモーキーさがあります。

このハイランドパークは、ボウモアやスプリングバンクと同様にフロアモルティングという”床に水を与えた麦を敷いてそれをスコップで敷き返す”かなりの重労働で空気を与えながら麦を発芽させる方法を行います。
これを今でも対応続けている蒸留所のひとつです。

1700年代から操業が続くかなり伝統ある蒸留所で、色々な北欧神話に出てくる神ソー・オキ・フレイヤ・オーディンンなどの北欧神話シリーズを出したり、30年、40年と長期熟成のラインナップもかなり豊富です。

とにかく味わい深く蜂蜜のような香りであり奥底に感じるスモーキーさ、味わいの厚みこれらのバランスの良さが圧倒的すぎてロックで飲むと思わずうなるぐらいの味わいの厚みです。

40%のアルコール度数に思えないぐらいの味わい深さがあり、とてもオススメの一本です。おつまみとしては、ゴルゴンゾーラチーズやマンゴーなどのドライフルーツなどすごく味わいが深まると思います。

このハイランドパーク蒸留所があるメインランド島の、非常に無機質な広大な自然を想像しながら味わうとより味わい深い一本なるかと思います。

👉アイラ ウィスキーの特徴は?初心者が押さえておきたい銘柄5選を紹介

9本目:クライヌリッシュ14年

これは一言で言うならクリーミーで上品で、そして熟したフルーツのようなウイスキーファンにはたまらない一本だと思います。
46%という比較的アルコール度数も高めであり、飲んだ時の味わいの厚みであったり、喉を通ったときの滑らかな甘さと口に含んだ時のアルコールを感じないクリーミーな甘さは本当に満足感が圧倒的過ぎです。

まずこのクライヌリッシュ蒸溜所は、もともとスコットランドハイランド地方のブローラという街からちょっと外れたところにありましたが、1967年に新たな蒸留所ができました。
現在はそちらの新しい蒸溜所をクライヌリッシュ蒸留所と呼び、もともとあった蒸留所をブローラ蒸留所といいます。しかし、ブローラ蒸留所はたったの14年間しか操業せずに閉鎖してしまいました。

このブローラという名前がついたウイスキーが出回ったのは、1969年から1983年のたった14年間だけです。今世の中に出回っているのはその間に造られたものだけです。

ブローラという銘柄を見つけたときは、ちょっと高額になるかもしれませんが、是非バーとかで試していただきたいです。

このクライヌリッシュは、その華やかな甘さそしてクリーミーな甘さともあり、とにかく食後主として秀逸な一本だと思います。このバランスの取れた技がジョニーウォーカーを始め、様々なブレンデッドウイスキーのキーモルトとしても使われている非常に貴重な原酒です。

このクリーミーな甘さは、間違いなくレーズンバター、マカロンさらにはクリームチーズといった滑らかさと甘さが際立つようなおつまみと合わせてていただくと非常に優雅なひとときを過ごせると思います。

クライヌリッシュ10年まだ飲んでないとかぜひ一度飲んで欲しいなと思います。

10本目:サントリー山崎12年

これはジャパニーズシングルモルトの中でも代表として認知度、世界的な圧倒的なブランド力があります。

特に2003年に受賞したインターナショナルスピリッツチャレンジ(毎年イギリスで開かれる世界的なお酒のコンペティション)
これはウイスキーの銘柄を伏せた状態で世界の名だたるマスターブレンダーが利き酒をして点数を決める非常に公正かつ厳格なテイスティングの審査です。
その中で2003年にISCで金賞を受賞したジャパニーズウイスキーです。
この年をきっかけにジャパニーズウイスキーの評価はどんどん上がり、”日本のウイスキーはうまいらし”と世界中に名前を知らしめるきっかけになっています。

何よりこの山崎蒸溜所は日本初の本格蒸溜所で、2023年で操業100周年を迎えます。山崎の味わいの複雑さと香りの優雅さは、当時表彰された時にノーブル(Noble)=高貴なという風に表彰の言葉を頂いたくらいなんです。

日本のウイスキーが海外のウィスキーやスコッチウイスキーが数々集まる中で金賞をさらったというのは、当時かなり革命的な大きな事件だったと想像できます。

何より味わいに関しては、パンチョン樽、シェリー樽そしてミズナラ樽の味わいのバランスの良さというのが絶妙に絡み合って特に後味のミズナラ樽からくる複雑な余韻がお香であったり、伽羅や白檀といった複雑な風味を生み出しているという風にも言われます。

この味わいの圧倒的な骨太でマイルドな甘さというのは一度飲んだら病みつきになります。ただ、現在はジャパニーズウイスキーの需要が上がり過ぎてしまって、かなり値段の変動が激しいのでボトル買いするにはかなり高額になってしまいます。バーに行った時などに一杯をじっくり味わってほしい特別な1本です。

おつまみとしては、熟した柿と合わせたりとか意外と和菓子と合わせたりもおすすめです。最中のしっとりとした、優しいあんこの甘さと山崎12年の滑らかさがかなりマッチします。

水割りでしたら、繊細な味わいが際立つ和食。これが抜群に相性がいいんです。
これは絶対にお勧めしたい一本です。

👉なぜジャパニーズウイスキー山崎は人気があるのか?山崎50年とは

まとめ

このようにシングルモルトはそれぞれの蒸留所の個性が表れるウィスキーです。やはり、その土地、その水、その働く作り手たちの想いというのが全て込められています。

ブレンデッドウィスキーの方が飲みやすいと感じる方もいるかと思いますが、やはりウィスキーを知る上ではシングルモルトは欠かせません。

まさに地酒タイプのウィスキーなので、ちょっと口に含んでいただくだけでどこか見たことのない異国情緒が思い起こされるようなですね。いろいろな種類のボトルを試して、お気に入りの1本を見つけてください。

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