
ウイスキーは飲み方によって様々なグラスが存在します。
中には普段から使用しているグラスやマグカップにウイスキーを注いでいる人もいるかもしれませんが、実は選ぶグラスによってウイスキーの味や香りを極限まで引き出せるのです。
今回はウイスキーを美味しく飲むためのグラス選びについてお伝えします。
ウイスキーを飲む時は味と香りが重要!
ウイスキーのフレーバーを堪能するには、味と香りを極限まで引き出すのが重要です。
特に10年程度の短熟なウイスキーは、グラスによってかなり美味しさが変わります。
また30年以上の熟成したウイスキーでも、普段以上の旨味を感じられるでしょう。
そもそもなぜグラスが重要かというと、舌には味蕾という味を感じる機能が備わっているからです。
この味蕾は場所によって感じる味が異なります。
そのためウイスキーが最初にどこへ流れるかによって美味しさも変わり、それを上手くコントロールできるのがグラスです。
飲み口の薄いグラスを選ぶこと
ウイスキーを美味しく飲むために欠かせないのが飲み口の薄さです。
飲み口はその厚みによって、口の中に流れてくるウイスキーの量や広がりが変わります。

薄い飲み口の方が口当たりが良く、美味しさが広がりやすいと言われているため、グラス選びの最重要ポイントといっても過言ではありません。
ただし飲み口の薄いグラスは加工に手間がかかり、そのぶん価格も高くなりやすいという傾向があります。
とはいえ舌全体で旨味や味の変化などを感じられるので、初めてグラスを選ぶなら薄めのものがオススメです。
口径の大きさは狭いものが良い?
飲み口の薄さと同じように、口径の大きさもウイスキーの味を左右するポイントです。
口径が狭いほど舌の先端にウイスキーが当たって味に深みが出やすいうえ、アルコールを感じにくくなるためじっくりと香りを堪能できます。
一方で口径の広いグラスはウイスキーの苦みやアルコールの香りをダイレクトに感じ、本来の美味しさや香りを味わいにくいです。
ただし口径の広いものでも反り返ったデザインであれば、角度のサポートでウイスキーを舌全体へ届け、ソフトな口当たりになります。

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飲み方によってのグラスを紹介
ここから、紹介をしていくグラスは、実際私が家のみで使っているお勧めのものやバーへ伺った時にバーテンダーさんがこだわって使っていたグラスです。
”それいいですね!どこのメーカーですか”って聞いて教えてもらったものなどです。
ストレートにおすすめなグラス3点
まず一つ目は「グレンケアン ブレンダーズモルトグラス」です。

まずこのグレンケアンを皆さんは見たことがありますか?
これは、バーで見たことがあるのではないでしょうか?
ウイスキーをテイスティングする時はこのようなチューリップ形を使い、ウイスキーを注いだ後に広がる香りを堪能します。
そして、ボディ部分に丸みがあり、ボール状から先に口がすぼまっているタイプがウイスキーのテイスティングに向いているグラスと言われています。
これは近づると鼻がすっぽり入る形になっていて、香りをしっかりと捉えることができるのが特徴です。
このタイプで一番メジャーで、よく知られているのが「グレンケアン」です。
個人的には、このグレンケアンが扱いやすく、無鉛クリスタルガラスで本物の有鉛クリスタルガラスほどの透明度はありませんが、それでも非常に近い透明度を醸し出します。
多くのバーでも採用されているので、ご自宅でテイスティングする時もかなり本格的ウイスキーを楽しめる一品です。

また、このグラスは2通りの用途に使用できます。
まずは、足の部分をしっかりと持ち香りを楽しむ方法。そして、指を逆ピース状にして挟み、手の熱でグラスの中のウイスキーを温めながら香りを嗅ぐ方法です。ウイスキーを温めることで、香りが華やかに早く広がりやすくなります。
さらに、グレンケアングラスは非常にお手頃な価格帯です。
そのため、ご家庭に2,3個揃えておいて飲み比べをする時にすごく使いやすいと思います。
二つ目が「リーデル ヴィノム シングルモルトウイスキー」です。
このリーデルという会社よくウイスキーグラスでも見かけるオーストリア発祥のガラスメーカーです。

特にワイングラスに関しましては、ワールドスタンダードなほど数多くのワイングラスを揃えているメーカーです。
さらに世界で初めて、ワインのブドウ品種ごとに最適なグラスを開発したメーカーでもあります。
今回紹介する「ヴィノムシングルモルトウイスキー」、ヴィノムシリーズは丸いボール状の形でワイングラスで人気のシリーズです。
そのシリーズのシングルモルトウイスキー用ということですが、実は反り返った形でボディの部分から上に上がるに連れて広がっている形をしています。
なかなか特徴的なデザインですが、これは非常に考えられていて、先ほどのグレンケアンみたいなチューリップ型のグラスだとアルコール度数の強さが最初にグッと上がってきて、鼻がやられたり、麻痺してしまいます。
ただ、このグラスは香りを外へ外へと上げるので、アルコール度数の刺激を比較的柔らくしてくれます。
個人的には、ウイスキーの中でも非常に癖があると言われるスコットランドのアイラ島のウイスキーを試す時には、ヴィノムシングルモルトおすすめです。
他にも一般的なウイスキーを本格的にテイスティングする時などに香りが華やかに広がりやすくなりますのでおすすめです。
そして三つめがリーデルの「リーデルオー」です。足がついていません。足がないことにより、じっくり手で握って温めながらウイスキーの香りを楽しむことができます。
しかも軽量でかなり口もとに向け鋭くなっているので、シャープな味わいを楽しむことができます。

このグラスで香りを嗅いでみたら驚くほどのいろんな香りが見えてきてびっくりします。ウイスキーの華やかな香りが最初に立ち上がりやすくなるので、結構おすすめです。
ワインやウイスキーのテイスティングに使ってもらったり、カジュアルさがあるので握っているうちに香りがだんだん変化していくので比較的ウイスキーの香りを時間経過ととも楽しむのに向いています。
「リーデルオー」の気をつけた方がいいところとして、香りがすごく広がるので、アルコール度数がかなり高いお酒を飲むと鼻が疲れることがあります。
例えばカスクストレングス60°などのアルコール度数が60°超えてくるタイプだと、最初にウイスキーを注いだ瞬間にアルコール香りが上がり鼻が驚いてしまう可能性もあります。
その点はご注意いただいて使うのが良いと思います。
ここまではストレートでおすすめな三つのグラスを紹介してきました
◆グレンケアン ブレンダーズグラス
◆リーデル ヴィノムのシングルモルトウイスキー
◆リーデル リーデルオー
リーデルは本当に使いやすいグラスですが、ちょっと値段がしますので、はじめはグレンケアから試していただくのが良いです。
これは、使いやすく耐久性もあり、いくつか購入して飲み比べに使うのもおすすめです。
オンザロックにおすすめなグラス2点
まず、一つ目はこちらのかなり独特なデザインのグラスです。
これは、手作りのガラスメーカーで有名なスガハラグラス製で、グラスが上下二色に分けれているのが特徴の、「DUOオールドのアンバー」というグラスです。

これは色が二層に分かれていて、ピンク系や、透明などいろいろなタイプがあります。
この、独特なカーブの美しい曲線美にウィスキーのような鮮やかな琥珀色が映え、すごく美しいデザインと大きすぎず、重すぎない手に収まりが非常に良いサイズです。
また、グラスの底の厚みちょうどよく、そのままデスクに置きながらちびちびウイスキーを飲むのに向いています。
ただ、ウイスキー本来の色が見えにくくなってしまうというデメリットはありますが、このグラスの美しさ色合いを見ながらウィスキーをちびちび飲むのも最高ではないでしょうか。
そして、二つ目はバカラグラスです。

有名で王道ですが、やはりオンザロック用として透明度とこの美しいガラスカットは最高です。さらに、ウイスキーを入れ手に持った時の重厚感は何とも言えません。
ゆっくりとウイスキーを傾けていく、その一杯、一杯で特別を感じられるグラスだと思います。
今回紹介するのは「バカラのエトナ」です。
これは2002年から発売されたバカラのかなりスタンダードなカットとなります。かなり大きめにカットされ、バカラを代表するグラスの一つでもあります。
特にオンザロックでウイスキーを注いだ時の綺麗な琥珀色がより美しく輝きます。是非一個、大切にこだわりのグラスを、長く愛して使っていただける一品となります。
◆スガハラグラス DUOオールド
◆バカラのエトナ
ハイボールでおすすめなグラス2点
一つ目が創吉グラスの「オリジナルフロリスト」というタンブラーです。
創吉グラスは以前に行ったバーテンダーさんが使っててすごくかっこよかったので、メーカーを伺いました。

これは東京の浅草にあるガラスメーカーで、タンブラーも色々な展開しているので、是非にホームページを見てニヤニヤしながらお好みのグラスを見つけていただくというのがいいんじゃないかなと思います。
タンブラーもあれば、ビール、ウイスキー向けのグラスなどもかなり多いので是非探してみてください。
タンブラーも結構高価ですので何個も買うのはハードルが高いと思いますが、たまの記念日とか特別な時に使うグラスとして一個持っておくのもよいと思います。
二つ目はこちらの松徳硝子です。

名前でピンと来る方はいらっしゃらないかもしれませんが、”うすはりグラス”と聞いたらピンっと来る方もいるのではないでしょうか。
ビールの CM で芸能人の方が”うすはりグラス”で美味しそうに飲んでたり、バーとかでもよく使われているグラスです。
この松徳硝子は、もともと電球のガラスを作っていたメーカーでしたが、時代とともに機械化が進み食器やガラス細工を作るようになったという経緯があります。
とにかく「うすはりグラス」で飲むと、口当たりもすっきりと楽しめ、お酒を触れる時のこの味わいのまろやかさというのが特に際立つと思います。
見た目もかなり美しく、ハイボールの泡立ちの良さも光りますのでぜひ使ってみてください。
様々なサイズ展開もされているのと、これは創吉グラスの半額ぐらいの値段で買えますので、松徳硝子の「うすはりタンブラー」はおすすめです。

ただめちゃくちゃ薄いので、うっかりシンクの中に落としただけで割れてしまうので扱いは要注意です。
◆松徳硝子 うすはりタンブラー
👉ウイスキー通が使い分ける3種類のロックの飲み方とグラスの選び方
まとめ
ウイスキーグラスというとついデザインばかりを気にしてしまいがちですが、どれを選ぶかによってウイスキーの味わいが大きく変わります。
美味しく味わうために押さえておきたいグラス選びのポイントは、より飲み口が薄くより口径が狭いものをチョイスすることです。
これらの特徴を踏まえておけば、ウイスキーの味わいや香りや一層楽しめるでしょう。


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