
ウォッカはそのままでも美味しいお酒ですが、カクテルのベースとしても人気が高いです。
ただし度数が高いため、飲むペースを考えないと早い段階で酔いが回ってしまいます。
気になる発祥地や度数、人気のカクテルなどを紐解きながら、ウォッカの魅力を堪能していきましょう。
ウォッカの発祥地はどこ?
テキーラやラム、ジンとならんで世界4大スピリッツと称されるウォッカの発祥地はロシアというイメージが強いです。その他にポーランドなどの東欧、スウェーデンなどの北欧といった寒い地域でも造られています。
12世紀頃から生産がスタートしたという説もありますが、1386年にブドウを原料とした蒸留酒が元になったという説もあり、明確な起源は知られていません。
ロシアでは、蒸留酒を製造する職人たちが蒸留酒をジーズナヤ・ヴァダーと呼んでいたのが始まりとされています。
ジーズナヤ・ヴァダーはロシア語で「生命の水」という意味で、16世紀にイワン雷帝によって愛称形のウォッカと名付けられたのです。
諸国に伝わった「生命の水」は、アイルランドやイギリスではウイスキーに発展し、フランスではブランデーへと変身しました。世に知られるウイスキーやブランデーは、実はウォッカが祖先なのです。
「ウォッカといえばロシア」というイメージは、やはり間違っていないようです。しかし、国政が荒れるにつれて多数の国民がウォッカ中毒に陥るという事態も発生し、ときの政権によっては製造削減、夜間販売や広告を禁止された時期もあったという歴史はあまり知られていないところ。
世界に広まるようになったのは1917年からで、第二次世界大戦後には日本でも生産されるようになりました。

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ロシア発祥説とポーランド発祥説

さらに知られていないのは「実はポーランドが発祥では?」という説もあります。ポーランドにおけるウォッカの起源は11~13世紀ごろといわれており、1405年に作成された公文書のなかに「ウォッカ」という名前が登場しているのです。
このような背景から、ロシアとポーランドは「どちらが起源なのか」を法廷で争ったこともありますが、1982年に国際調停裁判所がロシアの勝訴の判決を下し、ウォッカは名実ともにロシアを起源とするオリジナルのスピリッツであることが認められたのです。
産地での特徴は

ロシアでは、数えきれないほど多くの銘柄があり、ピュアウォッカ・フレーバードウォッカともに種類が豊富です。例えば、「スミノフ」はロシア発祥のウォッカですが、世界トップクラスの流通量を誇ります。丁寧なろ過によるクセのない味わいが特徴です。
ポーランドも、ロシアと同じくウォッカの種類が豊富な産地です。ピュアウォッカだけでなく、ハーブやスパイスなどを使ったフレーバードウォッカを豊富に造っています。
スウェーデンは、厳選した原料を使ったプレミアムな銘柄が多いのが特徴です。世界的に有名となっている「アブソルート」は、1970年代にアメリカで売り出された銘柄です。ほかにも、生産量・消費量ともに世界一を誇るアメリカ、フィンランドやノルウェーなどもウォッカの有名な産地です。
ウォッカの種類
ピュアウォッカ

ウォッカのなかでも、アルコール以外の味や香りがない無色透明のモノは、ピュアウォッカと呼ばれます。ウォッカ本来の風味を楽しめるので、お酒好きの間ではストレートやロックで飲むのが人気。
一方、ほかの材料の風味を損なわないというメリットから、カクテルベースに使われることも多く、幅広い人気を集めています。まろやかで優しいウォッカの味わいを感じたい方には、ピュアウォッカがおすすめです。
フレーバードウォッカ

フレーバードウォッカは、ピュアウォッカをベースにフルーツ・ハーブ・香辛料などを漬け込んだり、人工甘味料を加えたりすることで造られます。アルコール以外の風味を楽しめるので、甘味や辛味などを加えたウォッカを楽しみたい方におすすめです。
ストレートやロックでも飲めますが、ソーダ割りにすることで、度数や味わいが和らぐため、より爽やかに味わえます。
ウォッカとジンの違いは?
ウォッカとジンはどちらも穀類やジャガイモなどを原料として造られていますが、製法が大きく異なります。
ウォッカは蒸留後のアルコールをろ過させて造りますが、ジンは蒸留の際に植物由来成分(ジュニパーベリーなど)を加えて造るのが特徴。ウォッカはクセが少なくすっきりとした味わいになり、ジンは素材の風味が強く感じられる味わいに仕上がります。
『HOLON』は、”ととのえる”時間に寄り添うクラフトジンブランドです。
ストレスや疲れを抱えやすい現代人にやさしい東洋のハーブやスパイスなど9種類のボタニカルを調合。
心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。
ウォッカの度数は?

ウォッカのアルコール度数は37.5%~40%が主流です。
製品や銘柄によって度数が異なるものの、ほとんどが40%台に集中しています。一般的なウォッカは、蒸留を重ねて一度95%以上までアルコール分を引き上げてから、水を加えて任意のアルコール度数に調節されています。
度数が高くなるにつれてドライな口当たりになり、さっぱりした味わいになります。ただし、初心者の方は、比較的飲みやすさを感じられる、アルコール度数が低い銘柄から選ぶことをおすすめします。
しかし、中には70回以上も蒸留を行い、96%の高濃度スピリッツにごく少量の水を加えただけのものも存在します。
アルコール度数96%で、ウォッカのなかで最も度数が高いモノとしては「スピリタス」という銘柄があります。強いアルコールのなかに甘みと透明感を感じられるのが特徴です。
逆に35%~37%とソフトで飲みやすいウォッカも売られています。これらはフレーバードウォッカと呼ばれ、ピュアウォッカをベースにフルーツ・ハーブ・香辛料などを漬け込んだり、人工甘味料を加えたりすることで造られます。
アルコール以外の風味も楽しめるので、甘味や辛味などを加えてストレートでも飲みやすいように調節されているため、アルコール感が苦手な人でも楽しみやすいです。

ビールや焼酎などのアルコール度数は5%~25%なので、日本で広く親しまれているお酒と比べると、いかにアルコール成分が多いかが分かります。
ウォッカを使った人気のカクテルを紹介
ソルティドッグ

ウォッカを使った人気のカクテルとして1番に挙げられるのが「ソルティドッグ」です。
グラスのふちに塩を付けてからグラスにウォッカとグレープフルーツを注いだカクテルで、塩辛さと甘みがバランス良く口の中で混ざり合います。
クセがほとんど無くまろやかな味わいなので、お酒が苦手な女性でも飲みやすいです。
ウォッカリッキー

辛口ですっきりとした爽快感を楽しみたい人には、グラスにライムを絞ってからウォッカとソーダ水を注いだ「ウォッカ・リッキー」が向いているでしょう。
甘みを一切使用しておらず、ライムの量を調節して好みの味にできるのが特徴です。
ジンで作ったものもあるため、飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
ウォッカ・マティーニ

ウォッカに、ドライ・ベルモットと呼ばれる白ワインを加えると「ウォッカ・マティーニ」が完成します。味わいは辛口で、ハーブの香りを楽しめるのが特徴です。お酒をお酒で割る飲み方なので、アルコール度数は高め。
人気映画「007シリーズ」のジェームズ・ボンドが注文したカクテルとしても知られています。
スクリュードライバー

フルーティーなカクテルを楽しみたい方には、「スクリュードライバー」がぴったり。ウォッカにオレンジジュースを加えることで、柑橘系の甘酸っぱさを味わえるのが特徴です。非常に飲みやすいため、ウォッカ初心者の方にも適しています。
好みに応じて、カットオレンジを添えるのもおすすめです。
モスコミュール

「モスコミュール」は、ウォッカをジンジャーエールで割ってライムを絞ったカクテル。スクリュードライバーと比べて甘さは控えめで、大人っぽい味わいに仕上がります。また、甘口・辛口のどちらのジンジャーエールを選ぶかによって、味に変化があるので、自分好みに調節するのもおすすめです。
ウォッカバック

モスコミュールのライムをレモンに変えると、「ウォッカバック」というカクテルになります。ジンで割るとジンバック、ラム酒で割るとラムバックといいます。
ブラッディメアリー

「ブラッディメアリー」は、ウォッカをトマトジュースで割ったカクテル。トマトジュースのほか、味を整えるために少量のレモンジュースや塩・胡椒・タバスコなどのスパイスと、ウスターソースなどを加えます。
ピリッと引き締まった味わいが特徴で、トマトの旨味を楽しみたい方にもおすすめです。
ウォッカのおすすめ銘柄
◆スピリタス(SPIRYTUS) ウォッカ
ポーランド産で70回以上の蒸留を繰り返すことで、高濃度のアルコール度数を実現したアルコール度数96%のウォッカです。
ストレートやロックで飲むとのどが焼けるような熱さを感じ、ウォッカの味を感じることが難しい銘柄です。極限まで蒸留されているので、雑味が少ないのが特徴。
果実を漬け込んで紅茶やジュースなど味の強い飲み物で割り、オリジナルのアルコールドリンクをお楽しみください。
◆スミノフ(smirnoff) ウォッカ
皇帝アレキサンダー3世のお気に入りとして、ロシア皇帝御用達になった実力と伝統を兼ね備えたウォッカ。3回の蒸留後、白樺活性炭で10回ろ過して造られクリアで癖のないの味わいが特徴。
サンフランシスコのスピリッツコンペティションで2003年、2008年に金賞を獲得するなど、ピュアウォッカとして高い流通量を誇り、世界中で愛されています。
クセがないので、さまざまなカクテルベースとしても相性抜群です。
◆スミノフ(smirnoff) ブラック
ロシア産の穀物を100%使用し、銅製ポットスティルで蒸留したプレミアムウォッカ。時間をかけて丹念に造られており、スムースな口当たりと円熟したまろやかさが特徴の銘柄です。
時間をかけて丹念に造られており、アルコール特有のエグみが少なく、スムースな口当たりと円熟したまろやかさが特徴。
ストレートやロックでウォッカそのものの味を楽しんだり、カクテルベースとしても適しています。柑橘系の爽やかな香りとほのかな甘みで女性にもおすすめのウォッカです。
◆ギルビー(GILBEY’S) ウォッカ
イギリスのロンドンで生まれ、約35mの連続式蒸留機で2回蒸留され雑味が取り除かれたクリアな味わいが特徴。本製品はアルコール度数37.5%とアルコール度数45%のモノがラインナップされており、ウォッカ本来の味わいを味わうなら37.5%、切れ味が強いウォッカを求めるなら46%。リーズナブルで手に入りやすいので、初めてウォッカを飲む方にもおすすめです。
◆スカイ(SKYY) ウォッカ
アメリカ・サンフランシスコ生まれで、ボトルは爽やかなコバルトブルーで目を引きます。
4回の蒸留と4回のろ過を経て、透明度の高いウォッカに仕上げられています。
ソルティ・ドッグやモスコミュールなど、スカイのクリアな味わいと好相性です。
◆アブソルート(ABSOLUT) ウォッカ
アブソルートは1979年にニューヨークで発売され、全米のクラブシーンを中心に爆発的な人気になりました。南スウェーデン産の原料にこだわり使用しており、なかでも深さ140mの井戸水を使用しているのが特徴。スウェーデンの岩盤で数千年かけてろ過された純粋な水なので、自然な口当たりを味わえます。クセが少ないため、さまざまなカクテルに合わせられます。
◆フィンランディア(FINLANDIA) ウォッカ
1万年以上前の氷河期から存在する氷堆石でろ過された、高純度の天然氷河水を使用したプレミアムウォッカ。人が手を加える必要がないほど澄み切っています。
欧州で高い流通量を誇っており、氷河をイメージさせる透明感のあるデザインのボトルが特徴。
冷凍庫でキンキンに冷やして、ストレートで味わってみてください。
◆ズブロッカ(ZUBROWKA) ウォッカ
ラテン語の「聖なる草」を意味する「バイソングラス」のエキスを使用した、フレーバードウォッカ。バイソングラスは、ポーランド北東部のビャウォヴィエジャの森にのみ自生している野草。バイソングラスのエキスが加わり、淡いグリーンイエローが特徴的で独特な甘い香りもポイント。口当たりが非常にまろやかなので、ストレートかロックで飲むのがおすすめです。
◆アブソルベント(ABSOLWENT) プレミアムウォッカ
「世界で最もピュアなウォッカ」と称される、ポーランドのなかでも高い人気を誇るプレミアムウォッカ。製造工程で、ポーランドの手つかずの源泉から汲み取った水を5回ろ過した後、7回の蒸留を行い徹底的に不純物を取り除きます。
素材そのものを生かしたクリアでクセの少ない味わいで、様々なカクテルと合わせるのに相性抜群です。
◆サントリー(SUNTORY) アイスウォッカ
サントリーが製造する国産のウォッカ。
原料に香料を使わず、0℃に冷却してろ過する「氷点ろ過製法」で製造されています。
氷点ろ過することで、すっきりとした味わいを実現しています。
氷を入れたグラスに、ウォッカ:ソーダを1:3の割合で注ぐソーダ割がおすすめです。
◆ウィルキンソン(WILKINSON) ウォッカ
ニッカウヰスキーが製造する国産のウォッカ。白樺炭で時間をかけて丁寧にろ過された、シンプルな味わいが特徴。お手頃な価格で、ウォッカ初心者の方にもぴったり。
カクテルベースとして、モスコミュールやウォッカトニックなど、シンプルなカクテルと合わせるのがおすすめです。
◆ツムギ(TUMUGI)
「和ピリッツ」と銘打ったラベルデザインが特徴的で、麹を使用する日本独自の酒造りから生まれた、国産のスピリッツ。人気の麦焼酎「いいちこ」を製造している大分県の三和酒類が製造元で、アルコール度数は40%。麹がほのかに香りながらも主張が強すぎないため、ソーダ割などシンプルな飲み方がおすすめです。
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まとめ
ウォッカはロシアで生まれ、1917年頃から世界に広まったお酒です。
アルコール度数は40%のものから90%を超えるものまで幅広く、他のお酒の中でもスカッとした口当たりが楽しめます。
日本でも人気の高いソルティドッグやウォッカ・リッキーなどのカクテルにすれば、アルコール感が苦手な人や女性でも気軽に飲めるでしょう。


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