
ブランデーは何となく高級な印象が強いですが、お菓子作りや肉料理などにも使用される意外と身近なお酒です。ただしいくら身近とはいえ、製法や産地まで知っている人は多くありません。
この機会に基礎知識を学んでおけば、まだブランデーを飲んだことが無い人にも魅力を伝えることができるでしょう。
ブランデーはお酒初心者でも楽しめる?
大人の嗜むお酒というイメージが強いブランデーは、その敷居の高さから飲まず嫌いに陥ってしまう人が多いです。
たしかにアルコール度数が高くゴクゴクと大量に飲むものではないので、初心者には手が出しづらいかもしれません。
しかし実を言うとブランデーは、初心者でも気軽に楽しめるお酒なのです。
ストレートで飲むのにためらいがある人は、ソーダ水やジンジャーエールで割ると飲みやすくなります。
また、ワインやウイスキーとは異なる味と香りを持っているため、アルコールドリンクの世界が広がるに違いありません。
そのため、むしろ初心者にこそ楽しんでもらいたいお酒とも言えます。
ブランデーとウイスキーの違いは?

ブランデーとウイスキーは色も非常に似ていて、お酒に詳しくない方にとっては同じように見えるかもしれませんが、原料や製法が全く異なる別のお酒です。
ウイスキーは、原料に大麦やライ麦などの穀物を使用して、糖化・発酵させて蒸留したのち、樽で熟成させて造ります。それに対して、ブランデーはブドウやリンゴなどを発酵させた果実酒を蒸留したのち、樽で熟成させて造ったお酒で、芳醇な香りと味わいを堪能できるのが特徴です。
『HOLON』は、”ととのえる”時間に寄り添うクラフトジンブランドです。
ストレスや疲れを抱えやすい現代人にやさしい東洋のハーブやスパイスなど9種類のボタニカルを調合。
心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。
ブランデーの製法
ブランデーは主にブドウを使って作られますが、中にはリンゴやサクランボなどの果物を原料にしたものもあるでしょう。
最初に圧縮機によって種や皮を潰さずに果汁を搾り取り、果汁を大きな樽の中で発酵させます。

酵母を使うか自然発酵されるかはメーカーによって様々ですが、手間と時間のかかる自然発酵の方が高級品になりやすいです。
発酵した果汁はアルコール度数の低い白ワインになり、これを蒸留器で2回蒸留してアルコール度数を高めます。
蒸留を終えたブランデーは樽の中で長期熟成し、ブレンドを経て各国へ出荷されるのです。
ブランデーの産地

ブランデーの主な産地はフランスです。
コニャックをはじめとした世界3大ブランデーは、全てフランスの各地方で生産されているでしょう。
ブランデーの名産地は上質なワインが造られる地域と一致しています。
なぜならブランデーもワインもブドウが主原料だからです。
そのため世界各国のブドウの名産地として有名な地中海周辺や南アフリカ、オーストラリアや中南米などでもブランデーが盛んに生産されています。
ブランデーの原料となるブドウの産地は、土壌の質により次の6つに分類されています。良質な土壌から順に「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリー」「ファン・ボア」「ボン・ボア」「ボア・ゾルディネール」です。上位2つをブレンドしたモノは「フィーヌ・シャンパーニュ」と呼ばれます。
ブランデーの種類
コニャック

ブランデーを語るうえで「コニャック」は欠かせない種類のひとつ。由来はフランスにあるコニャックという地方で、ユニ・ブラン、コロンバール、フォル・ブランシュなどのブドウを原料として使用しているのが特徴です。
ヘネシーやレミーマルタン、カミュをはじめとする定番の銘柄が多く揃っているのもポイント。ブランデーを初めて飲む方であれば、まずはコニャックから銘柄を探すのがおすすめです。
👉コニャックとはどのようなお酒のこと?飲み方や知っておきたい主な銘柄
アルマニャック

「アルマニャック」も、由来はフランスにあるアルマニャック地方で造られているブランデー。コニャックと同じくユニ・ブラン、コロンバール、フォル・ブランシュなどのブドウを原料として使用しています。
コニャックのとの違いは、コニャックの場合、完成までに蒸留を2回行いますが、アルマニャックは蒸留を1回だけしか行わないため、コニャックと比べて荒々しい味に仕上がるのが特徴です。
カルヴァドス

フランスのノルマンディー地方で造られているブランデーが「カルヴァドス」です。原料にブドウではなくリンゴを使用しているのが特徴です。甘くてフルーティーな香りを楽しめ、口当たりがよく、リンゴの風味が口いっぱいに広がります。
ただし、原料にリンゴを使用していても、フランスのノルマンディー地方以外で造られたモノはカルヴァドスと呼称できず、「アップル・ブランデー」という名称になるので選ぶときにはご注意を!!
ブランデーのおすすめ銘柄12選
◆レミーマルタン(REMY MARTIN) V.S.O.P
フランス製のリムーザンオーク樽を使用し、4〜12年熟成させた原酒をブレンド。
シルクのように滑らかな質感に、樽由来のバニラ香や、甘草のように繊細な風味が特徴。
ストレートやオン・ザ・ロック、カクテルなど様々に楽しめます。
比較的リーズナブルで入手しやすいため、レミーマルタンを手ごろに味わえる1本です。
◆サントリー(SUNTORY) V.O.
国産の定番銘柄のブランデー。原料のマスカット由来のフルーティーで華やかな香りと味わいでスッキリした口当たりが特徴です。
フルーツを加えたり、カクテルベースとして幅広い飲み方が楽しめます。
価格も安いので、ブランデーの入門として手軽に楽しめる1本デす。
◆レミーマルタン(REMY MARTIN) X.O.
1724年の創業の老舗ブランドの高級ブランデー。原料にグランド・シャンパーニュ産とプティット・シャンパーニュ産のブドウをブレンドしたフィーヌ・シャンパーニュです。
柑橘系の濃厚な甘さとほのかにナッツのような香ばしさがあり、口に含むと、フレッシュな果実のような香りが華やかに広がります。
X.Oランクの深く豊かな香りと味わいを存分に堪能できる1本です。
◆ヘネシー(Hennessy) V.S
世界的な人気がある「ヘネシー」ブランドのブランデー。厳選された原酒のみをブレンドし、新樽のフレンチオーク樽での熟成しています。
フルーティーで濃厚な甘い香り、ブドウの旨味とバニラのような甘さが感じられるのが特徴です。繊細でバランスがとれた味わいなので、ストレート・ロック・カクテルなど幅広いく楽しめる1本です。
◆サントリー(SUNTORY) V.S.O.P
キレのよい原酒とフルーティーな原酒をブレンドし、優雅な香りとすっきりとした飲み口のボトル。まろやかでクセがなく、国産の高品質なブランデーを手頃な価格で楽しめる1本です。
◆ニッカブランデー(NIKKA BRANDY) V.S.O.P白
熟成したりんごを原料に使用し、リンゴの熟成した滑らかな味わいとりんごならではの酸味や甘みを楽しめるボトル。メインは芳醇なリンゴの香りで、あとから樽由来のウッディさが感じられます。ストレートで香りを楽しむみながらや、クラッシュアイスをグラスに満たしてミストスタイルでどうぞ。
◆JPシェネ(J. P. Chenet) X.O
ボルドリー産のブドウを使用し、厳選したオーク樽によって熟成されたV.S.O.Pランクのコニャックです。華やかで柔らかくフルーティーな風味に、ほのかなオークの香りが漂うまろやかな味わいが特徴。
蒸留の際に澱引きを行わない独自の製法により、ブドウ本来の豊かでコク深い味わえる1本です。
◆クルボアジェ(COURVOISIER) X.O.
高い世界シェアを占めるフランスワインのブランド「JPシェネ」が造ったブランデー。
樽由来のバニラ香と、スムーズな口当たりに濃厚な甘味を感じられるのが特徴。
スタイリッシュなボトルデザインもポイントで、手軽に味わえる1本です。
◆カミュ(CAMUS) V.S.O.P.
オーク樽で長期熟成させた、X.Oランクのコニャックでフランス皇帝ナポレオンが愛飲していたといわれる高級ブランデー。ボルドリー産の良質なブドウ原酒をブレンドし、、滑らかな口当たりと重厚感でコク深い味わいが特徴。
1986年には、国際ワイン・スピリッツコンテストにて、優良なコニャックにも選ばれた1本です。
◆ラニョーサボラン(RAGNAUD SABOURIN) レゼルヴスペシャル No.20 コニャック
「ラニョーサボラン」はブドウ栽培から瓶詰めまでをすべて自社で行う蒸留所。
平均熟成20年のコニャックをブレンドし、まろやかさと繊細な味わいにフルーティーで柔らかな香りがほんのりと広がります。
キャラメルを添加しておらず、樽熟成そのものの色とブドウ本来の味を楽しめる1本です。
◆ポールジロー(PAUL GIRAUD) トラディション
「ポールジロー」はグランド・シャンパーニュ地区で400年以上にわたり高品質なコニャックを生み出し続ける老舗。
醸造から瓶詰めまですべての工程を手作業で行い、ブドウ由来の豊かな果実味と、熟成感のあるまろやかな味わいや香りが魅力。比較的リーズナブルな価格帯なので、ポールジロー入門としてふさわしい1本です。
◆マーテル(MARTELL) コイーバ
世界最高レベルのシガーブランド「コイーバ」と、フランスで屈指の人気コニャックブランド「マーテル」のコラボによって誕生した高級ブランデー。
エレガントで華やかな香りが広がり、上品なバニラやキャラメルのような濃厚で甘い風味を伴うのが特徴です。アルコール度数は43%とパワフル味わいで、パンチの効いた刺激的なコニャックの味わえる1本です。
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まとめ
最近ではリンゴやサクランボ、洋梨などのフルーツを原料としたブランデーも出回っており、それぞれがオリジナリティの溢れる味わいや香りを持っているため、飲み比べる人も多いです。
ブドウをはじめとした様々なフルーツから成るブランデーは、果実の香りが口いっぱいに広がるため初心者でも楽しめます。
ウイスキーと製法が似ており混同されることも多いですが、実際は全く異なるお酒なのです。
コニャック・アルマニャック・カルヴァドスなどさまざまな種類に分けられており、銘柄ごとに個性を感じられるのが魅力です。同じ銘柄でも熟成年数によって味・香りも変わり、飲み比べて自分に合う1本を探すのもおすすめ。
また、ブランデー選びには産地や主原料をチェックして、より味わい深いものを選んでお試しください。


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