
現在でも非常に人気が高く、手に入りにくい「サントリーシングルモルトウィスキー山崎」。山崎の人気の理由を調べてみました。また、種々の限定品ボトルの紹介とその中でも「シングルモルト山崎50年」の高価な理由もご説明します。
ジャパニーズシングルモルトウイスキー 山崎とは
山崎蒸留所の成り立ちは
日本で初のモルトウイスキーの蒸留所。
「日本人の手で、世界に誇る日本のウイスキーをつくりたい。」
サントリーの創業者・鳥井信治郎さんのその大きな夢のもと、サントリーがまだ寿屋っていう名前だった、1923年に開設されています。
初代の蒸留所所長はニッカウヰスキー余市蒸留所やドラマのマッサンで有名な
竹鶴政孝さんでした。
竹鶴政孝さんはスコットランドでウイスキーづくりを学んだ帰国直後で、日本で一番スコッチウイスキーの製造方法を知ってる人と認知されています。
蒸留所の建設場所については竹鶴正孝さんは蒸留所をつくるなら絶対北海道と言い張りましたが、当時の社長の鳥井信治郎さんがそこは譲れないということで大阪に建設されました。
ウイスキーの命である”水”とウィスキーを育む”気候”がそこにあったからです。
試行錯誤の連続末、1929年に日本初の本格国産ウイスキー「白札」発売されますが、当時の日本人にはあまり受け入れられませんでした。それでも信治郎さんの情熱が消えることなく、改良を重ねつづけ、1937年に「角瓶」を発売。
これが大人気となり日本にウイスキー文化を根づかることになります。
やがて、二代目マスターブレンダーとして次男の佐治敬三さんへと情熱と技を受け継継がれます。
敬三さんは「日本を代表するシングルモルトウイスキーをつくる」と決意し、「シングルモルトが好まれる」と信じひたすらテイスティングを重ねました。
そして1984年3月14日、山紫水明の地、山崎の風土そのままに、穏やかで奥深く、日本のウィスキーの新たな一歩として造り上げられたのが「山崎」です。

名水のもとに
山崎は万葉の歌にも詠まれた名水の里です。
「離宮の水」とも呼ばれる清らかな水が今でもこんこんと湧き、日本の名水百選の1つに数えられています。
天王山の麓に位置し、古くから竹林に囲まれた山崎蒸溜所です。
軟水の中でも硬度が高めの山崎の水。清らかな水を好む、竹林から湧き出る良質な天然水で仕込まれことで、重厚で華麗に香る原酒となります。
鳥井信治郎さんもこの地の名水に取り憑かれた一人でした。

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日本のシングルモルトの歴史
山崎蒸留所開設当時に造られたモルトウイスキーは、サントリーが発売するブレンデッドウイスキーの原料として使われています。
シングルモルトウイスキー「山崎」の発売は1984年、蒸留所が開設されてからかなり後になります。
歴史的にはまだ40年も経っていません。
その他の国産のシングルモルトウイスキー自体も歴史的には長くない、
1989年にニッカウィスキー「余市」、サントリーウィスキー「白州」や
ピュアモルトウィスキー「竹鶴」は90年代になってから発売されています。
80年代~90年代当時はそんなに売れなかったようです。
山崎の種類は
◆シングルモルトウイスキー山崎
ワイン樽とミズナラ樽をはじめとする複数の原酒をバッティング。
ウイスキーの香味と赤ワイン樽の香味が一体となったモルト原酒で苺のように甘い香りとなめらかな口あたりが特長。
山崎として新しい試みであるフランス・ボルドーの赤ワイン樽を使用。「響」のブレンダーズチョイスと同じワイン樽です。
◆シングルモルトウイスキー山崎12年
12年以上熟成させたモルト原酒を使用。山崎蒸留所の竣工60年目の1984年に登場したボトル。
ホワイトオーク、シェリー、ミズナラ樽を使用し、三つの樽のバッティング。
ホワイトオーク樽原酒由来の甘いバニラ香と熟した果実香に加え、シェリー樽とミズナラ樽原酒の隠し味が潜み、幾重にも香味を感じられるのが特徴。飲み飽きしない円熟さと12年を超えた秘蔵モルト樽の中から吟味・厳選した1本です。
◆シングルモルトウイスキー山崎18年
酒齢18年以上のシェリー樽原酒を中心にヴァッティングしたボトル。
じっくりと後熱したフルボディのシングルモルト。
18年の歳月を感じさせる熟成感と複雑で奥行きのある味わいが特長。
2004年にアメリカでも発売を開始しています。
色赤みがかった琥珀色に輝き。レーズンやイチゴジャムに加え、ビターチョコレートやコーヒーなどのこうばしい香りと甘酸っぱさやほろ苦さの味わいに味わえ、厚みのあるスパイシーさも楽しめます。
◆シングルモルトウイスキー山崎25年
25年以上のシェリー樽原酒のみをヴァッティングしたシングルモルト。
25年だけシェリー樽のみ。年間生産本数千数百本の限定品です。
シェリー樽熟成由来の甘美な芳香が馥郁と立ちのぼる。
年月を誇る長期熟成原酒の甘味と苦みが織り成す複雑で重厚な香味。
◆シングルモルトウイスキー山崎10年
発売していた10年はホワイトオークを中心とした酒齢10年以上のモルト原酒から厳選された商品。2013年で終売しています。
山崎の限定品がすごい
限定品には山崎25年のリミテッドエディション、山崎35年
世界的にも話題にとなった山崎50年があります。
シングルモルトウイスキー山崎 50年とは
山崎50年は販売価格が100万円以上する代物です。
一本100万円という値段にも関わらず250本すべてが翌年に完売しています。
山崎50年は過去の3度発売されていて、
最初の発売は2005年に限定50本。
2回目が2007年にまた50本限定で発売されています。
3回目が2011年150本限定発売しています。
出荷された山崎50年は250本ということになりますね。
近年山崎は香港のサザビーズオークションで3250万で落札されています。
これは日本ウィスキーの中では最高額です。
以前「イチローズモルト」が54本で1億円以上で落札されたことがあります。
しかし一本に換算で平均180万円ぐらいです。
これでも非常に高いですが、一本で3250万はすごいことです。

50年のお酒を造るのは難しい
50年熟成を作るのは非常に難しく大変貴重です。
なぜなら50年も熟成に耐えられる原酒は100万樽ある中でもごくわずかです。
ただ50年寝かせておけば熟成されるわけではありません。
お酒はただ寝かせておくと”マチュレーションピーク”があり、不味くなります。
特にシェリー樽は寝かしすぎると火薬のような後味になります。
山崎のブレンダーは毎日樽をチェックして、熟成に耐えられるものかの品質チェックを行います。
山崎のチーフブレンダーは月に2000樽ぐらいはチェックしてるのです。
その他の限定品の種類とは
「山崎1984」、「山崎シェリーウッド」、「山崎シェリーカスク」、「山崎パンチョン樽」。
インターネット限定発売「山崎バーボンバレル」、「山崎ヘビリーピーテッド山崎」。
ヘビリーピーテッドはスモーキータイプの原酒のみを厳選してバッティングしたもの。
2013年に数量限定発売の「山崎ミズナラ」「山崎リミテッドエディション2014エイジ」
あと蒸留所でしか買えないものとして「サントリー山崎蒸留所シングルモルトウイスキー」
これは8年から10年程度の若い比較的若い原酒を使用したシングルモルトです。
シリアルナンバーが入ってます。
◆シングルモルトウイスキー山崎1984
◆シングルモルトウイスキー山崎シェリーウッド
◆シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク
◆シングルモルトウイスキー山崎パンチョン樽
◆シングルモルトウイスキー山崎25年山崎バーボンバレル
インターネット限定発売ボトル。
◆シングルモルトウイスキー山崎ヘビリーピーテッド
スモーキータイプの原酒のみを厳選してバッティングしたボトル。
◆シングルモルトウイスキー山崎ミズナラ
2013年に数量限定発売。
◆シングルモルトウイスキー山崎リミテッドエディション2021
◆サントリー山崎蒸留所シングルモルトウイスキー
「シングルモルト山崎」の受賞歴
山崎は2003年よりたくさん賞を受賞しています。
山崎の受賞歴はこちらから確認ください。
これだけ賞を取っているため、世界的にも人気があり、
日本でも手に入りにくくなっています。
👉日本人の味覚に合わせて作られたジャパニーズ ウィスキーを徹底解説
👉ウイスキーを知るなら知っておきたい世界5大ウイスキーの基礎知識
まとめ
山崎はそれぞれに特徴があり、金額の高い山崎25年は苦手だけれど、
山崎ノンエイジはすごく好きになる方もいらっしゃるかもしれません。
自分の好みに合ったものを見つけるのも楽しみの一つです。
最後にボトルに書いてある”山崎”の漢字 ”崎”の奇の部分が”寿”の漢字になっています。
サントリーの前身である「寿屋」から脈々と受け継がれてきた熱い想いと、歴史を残しています。


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